消費税インボイス方式のインボイスは多分こんな感じだ
消費税増税に伴い、軽減税率の導入も噂されています。軽減税率とは切っても切れない関係なのがインボイス。消費税額を明示するための書類です。それで「インボイス方式」って言葉が色んなところで出てきていますが、何なのか全然わからない人がほとんどでしょう。今回はイギリスの例をお手本に、そのインボイスがどんな感じになるか書いてみました。
インボイスは多分こんな感じになる
そもそもインボイスとは、消費税額を明示することを目的として、商品の売主が買主に発行する書類です。イギリスでは、インボイスには下記の項目を明記することが義務付けられています。
- 取引年月日
- 付加価値税登録番号(消費税対象会社を表わすコード)
- 売主の住所・社名
- 通し番号
- 買主の住所・社名
- 商品の内容
- 税抜価格
- 消費税率
- 消費税額
これをそのまんま帳票風に書いてみるとこんな感じになりました。なお、「消費税率が8%になったが食料品の消費税は軽減税率で5%据え置きになった」と仮定しています。
・・・まーそんなに大変なことは無さそうですね。もちろん複数の消費税率に対応する負荷は相当なものだと思いますが、それさえ済んでしまえば、インボイス作成そのものは簡単そうです。数多くある帳票の一つに過ぎない感じ。内容も、ほとんどは請求書の情報から持ってこれますし。簡単だっつっても動いているシステムに帳票を追加するってのは怖いものではありますが、これならまあなんとかなるでしょ。
インボイスって、この記事を書くまでは謎に満ちていて怖いものに思えていましたが、こうやって試しに書いてみたらだいぶ落ち着けました。やってみるもんですね。