収支管理単位の例
管理会計に於いては、様々な収支管理単位が使われます。
牛丼の吉野家を経営している吉野家ホールディングスを例にとって考えてみましょうか。
- 店舗
店舗ごとに、儲かっている店舗かどうかを把握する。
基本中の基本ですね。 - 商品
牛丼や、豚丼、最近は牛鍋丼なんてのもありますね。
それらの商品が、それぞれに儲かっているのか、赤字なのか、当然経営者は知りたいはずです。 - 事業
吉野家ホールディングスでは、牛丼事業以外に、寿司事業(京樽)、ステーキ事業(ステーキのどん)、うどん事業(はなまるうどん)を経営しています。
これらの事業毎に儲かっているかどうかも、知ることができなくては経営できません。 - 部署
部署ごとの収支管理も必要です。
経費を遣いすぎている部署は無いかチェックしたり、部署毎の評価(給与査定)をするためにも部署毎の収支管理をしなければなりません。
当然、本社部門などは利益が出ない、あるいは少ないのが普通なので、評価の仕方は部署ごとに異なります。
1つの企業体を例にとって少し想像しただけで、ざっとこれだけの収支管理の切り口があります。
次の記事から、それぞれの収支管理単位の特徴を見ていきましょう。