経理の把握が遅れがちな固定資産発生パターン その3 クレカでの買い物

経理の把握が遅れがちな固定資産発生パターンを書いております。今回は3回目、クレジットカードを使用して備品を買った場合。

明細送付が遅い!

クレジットカードを使用した場合、一般的にはカード会社から送られてくる利用明細を証憑として仕訳を切ります。最近はWebで明細を見ることができるカードも増えたので、Webの利用明細画面を印刷したものを証憑として使う場合もありますが、Webの画面はいくらでも捏造できるので証拠能力としてはイマイチ。なので、やはり紙の利用明細を使いたいわけです。

しかし、クレカの利用明細の送付は遅いです。すげー遅い。もちろんカード会社によりますが、私の経験では月末締めの翌月25日送付とかが多かったなあ。

そうなると、期末は困るわけです。会社によりますが、25日まで期末締めを待つわけにはいきません。

待てないので、やはり買った社員から申請してもらう必要が出てきます。そして申請してもらうということは、申請を忘れると仕訳はきられないわけです。そして25日に明細が届いてびっくり仰天する、と。

なお、もちろんWebの明細で利用状況を確認することはできます。ですが、その反映にかかる時間はカード会社によってマチマチです。あまり信用しすぎないほうが良いでしょう。

そんなわけで、クレジットカードでの備品購入も落とし穴になり得るのです。

で、最後に仕訳。

備品を買った時:
工具器具備品 / 未払費用

クレカの口座からお金が引き落とされた時:
未払費用 / 預金

さて、このシリーズでもう一つでかいテーマがあります。次はそれについて書きますよ。

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