VBコーダーの寿命、延びるかも!!マイクロソフトとRed Hatが提携!!!

なんだかすげえニュースを見ました。マイクロソフトとRedHatが提携を結んだというのです!

Windows系の仕事を中心にしてる人はもしかしたら知らないSEさんもいるかもしれないけど、RedHatってのは、Linuxの一種です。全然知らない、初めて聞いた、って人はちょっとSEとして基礎知識が足らんかもしれません。WikipediaのRedHatのページでも見て知識を仕入れておくと良いでしょう。

マイクロソフトのプレスリリースはこちら。英語だけどね。
Microsoft and Red Hat to deliver new standard for enterprise cloud experiences | News Center

そんで、まあ色々と書いてあるんだけど、私が注目したのはこの記述。
microsoft_20151105_pressrelease

・Collaboration on .NET for a new generation of application development capabilities.

日本語だと、「新世代のアプリケーション開発機能のための.NETのコラボレーション」とでもなるでしょうか。これだとよくわかんないけど、要するにこれは.NETがLinuxであるRedHat上で動くようになるということ。しかもそれは、マイクロソフト公認の正式対応だというのです!

.NET(ドットネット)ってのはマイクロソフト謹製のフレームワーク。Windowsネイティブなアプリケーションを作る場合、大抵はマイクロソフトのフレームワークである.NETを使います。その.NETが、Linuxの一種であるRedHatで動くっていうんですよ。これは一昔前だったら考えられなかったコラボ。

まあ、RedHatはLinuxの中では割と商業寄りではあったと思うので、マイクロソフトと手を組むLinux陣営はどこだって聞かれたら、それはRedHatだろうという人は多かっただろうと思います。しかし、まさか正式提携とはね。

これまでも、Linux上で.NETを動かす環境はありました。Monoです。私は趣味レベルではVB.NETを主に使っていて、個人としてレンタルサーバを借りようとすると安いサーバは全部Linux。なので、Monoを触り始めようかどうしようかと長い間迷っておりました。

今回マイクロソフトがRedHatに正式対応する.NET環境は、「.NET Core」というものです。Monoとは全くの別物みたいですね。この.NET Coreは、今年の4月にプレビュー版がリリースされていました。それが、今回正式対応となったわけです。もう、Linux環境に合わせるために、慣れないJAVAとか触らずに済むんだ!わーい!どこでもVB.NETで作っちゃうぞー!!!

という感じで、VB.NET派の私はこのニュースに喜んでおります。

あ、あと、.NETが対応となると、開発環境であるVisual StudioもRedHat版が出るの?ってのが気になるところですが、その辺のところははっきりした記述がないようです。追加情報待ちですかね。

なお、.NETフレームワークなので、VB.NETだけじゃなくてC#もくっついてくると思われます。でも、C#技術者ってのはほっといてもいくらでも求人があるわけで、このニュースで強いポジティブなインパクトを受けるのは、やはりVB.NETプログラマーでしょう。

VB.NETは廃れゆく言語だと思われていたところがあります。それがLinuxでも使えるようになるということで、今はVB.NET技術者の単価はどんどん安くなってってるところでしょうから、そういう人を効率良く雇ってVBでシステム構築しちゃえ!!って雇用者もたぶん結構いるはず。

そんなわけで、VB.NETコーダーの方、ちょっとこの動きは注目しておいたほうがいいかもよ!あと、これを機に、VB.NETコーダーの単価をドカンと上げる会社も出てくるかもしれません。リクルートエージェントとかリクナビNEXTとかワークポートとかをこっそり見ておくと、年収がグっと上がる転職先が見つかるかも!

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