経理は120%正しくないといけないのか?
経理って、イチイチ細かいことばっかり言ってくるからウザい・・・って思っている人も多いですよね。でも、経理部の社員だってあなたに意地悪をしようとしているわけではありません。それだけ対外的に正確性を求められているんです。それでは、経理って「120%正しい仕訳」しかしちゃいけないんでしょうか。
「完全に完璧」ではなくてもいい
実は、経理は「完全に完璧」でなくてもいいんです。もちろん度合いにはよりますが。いろいろと難しい原則はあるのですが、意外と「適当」でも許されている部分があります。
例えば、交際費。夜に接待で飲み会をした領収書を精算したりしますが、全部、「飲み始めた日の日付」で出してるでしょ?24時が過ぎたからといって、次の日の日付で別の申請をしたりはしませんよね。これは、「テキトーでも許されてる部分」です。厳密に正しいことが求められているなら、24時を過ぎていたら次の日の日付で仕訳を切らないとならないですよね。同じことは交通費でも言えます。日をまたいで電車に乗っても、乗った日の日付で申請しますよね。厳密に正しいことを求めるなら、「乗った日は60%、降りた日は40%」とか按分して費用を振り分けなくてはなりません。
他にも、小額な取引の場合は月ズレが許される場合もあります。例えば、交通費精算をするのを忘れてしまっていた社員が何ヶ月も経ってから精算する場合など。もちろん、毎月きっちり精算するように指導することは求められますが、その上で小額の漏れが出てしまった場合は大抵の場合は月がズレでも勘弁してもらえます。まあ、監査の会計士さんの性格にもよりますけどね。
もちろん、経理部の基本姿勢としては「120%正しいことを目指す」のですが、その基本姿勢を取った上でどうしても漏れてしまったようなものは、ある程度は見逃してもらえるということです。