債権・債務の精算はなかなか面倒な作業です。特に通販会社さんなんかだと、預金通帳と、会計システムの売掛金一覧を見比べながらひたすら消し込み作業を行うことになります。その時によく出てくる言葉が、「精算予定日付」と「精算確定日付」。

実務にはものすごく役立つ!

「精算予定日付」は、債権債務が消し込まれる予定の日付。売掛金であれば、お客さんから入金のある予定の日付ですね。そして、「精算確定日付」は、債権債務が実際に消滅した日。売掛金であれば、入金があったその日のことを指します。

この精算予定日付、実務上はとても大事です。会計システム上、「実際に取引があった日」しか入力できなくて精算予定日付を持つことができないと面倒なことになります。

例えば、11月1日に売り上げて11月10日に入金予定だったとしましょう。そうなると、下記のような仕訳を切ります。

精算日付の説明
11月1日 売掛金 105,000 / 売上 100,000
仮払消費税 5,000
11月10日 未払金 105,000 / 売掛金 105,000

ここで問題があります。上記の11月10日の仕訳、きちんと入金されてから仕訳を切るなら良いのですが、信頼性の高い取引先だと11月10日を待たずにこの入金の仕訳を切ってしまったりします。また、先に入金の仕訳を切っておかないと、いつ入金予定かという情報が会計システム上に残らないという事情もあります。

そんなわけで5のような仕訳を切ると、例えば11月11日にこの仕訳を見た時に、「この11月10日の入金の仕訳は、本当に入金されているのか?それとも、実は入金されていないのか?」と、わからなくなります。それを確かめるには、預金通帳を引っ張り出して調査しなければなりません。これは面倒です。

その面倒を避けるために、会計システム上に「精算予定日付」を持つことが重要です。「精算予定日付」を持てば、未来の日付の債権債務の動きを気兼ねなく仕訳入力することができます。未来の入金予定は、精算予定日付を添えて仕訳入力して、実際に入金されたら精算確定日付を入力して仕訳を最終確定させればいいわけです。

精算予定日付が設定可能か否かによって、経理部の方々の作業負荷はかなり違ってきます。ぜひとも覚えておきましょう。


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