配賦計算で処理が落ちる典型的な例、その3です。「日次リブートに巻き込まれて落ちる」です。

処理時間が長いために深夜残業・・・


IMG_3456 / Jemimus

管理会計システムは処理時間がかかる!で書いた通り、管理会計システムの配賦計算は処理時間がかかります。なので極力オンメモリーで処理を走らせたくなりますが、データ量が莫大なので全てをオンメモリーで処理することは不可能です。ということで、結局は処理時間を犠牲にしてディスクに対する読み書きを大量に発生させつつ処理を実行させることになります。

ここで処理時間のシビアな見積もりをしていないと困ったことになります。配賦のバッチ処理は時間がかかるので、いつ終わるのか?もしかして固まっているんじゃないのか?と不安になるんです。自分が待つだけならいいのですが、お客さんを待たせたりしているともう最悪です。お客さんから「いつ終わるの」と聞かれて、「わかりません。。。」としか答えられないときの心細さと惨めさ。運用者には多大なストレスがかかります。

そして挙句の果てに、深夜まで処理が終わらなくて日次リブートに巻き込まれて落ちて、また翌日同じ処理を走らせることになったりします。

物理的にスケジューリングできなくなることも・・・

最悪中の最悪なシチュエーションは、処理時間の問題で、物理的に処理を走らせられなくなってしまうことです。配賦計算の時間見積もりをやっていないと、「配賦計算に20時間かかる。さらに日次リブートとバックアップに6時間かかる。合計、一日あたり26時間必要。」みたいな状況になり、じゃあ日次リブートとバックアップが終わった瞬間に配賦を始めても、絶対にリブートに巻き込まれるじゃん!!ということになったりします。管理会計システムはデータ量が膨大なので、バックアップにも時間がかかるのが普通です。余計に危険性は高くなります。

これを回避するには、やはり処理時間を正確に見積もることです。まず開発途中で絶対的な処理時間として配賦に数時間かかることがわかったりすると、お客さんに頭を下げまくって処理時間が長いことに対するお許しを頂くことは管理会計システムの開発にはよくある風景ですが、お客さんが許してくれた時点で全ての問題が解決したような気分になってはいけません。処理時間が数時間に及ぶシステムは一般的にはあまりないので、この辺の認識は強く持っていないとウッカリ忘れてしまったりします。

管理会計システムに於いて、処理時間は大きなファクターです。「お客さんがガマンできるか」という意味でもありますが、「物理的に日次業務にスケジューリングできるか」という観点でも精緻な確認が必要です。絶対に忘れないで下さい。


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