初めて会計関連システムの担当になったらすべきこと


コクヨのツインリングノート / yto

このサイトに来た方の中には、初めて財務会計システムや管理会計システムの担当者になってしまって恐れおののいている方も多いでしょう。そんな方に、まず最初にやるべきことをお教えしましょう。

なにはなくとも簿記3級

会計のことを何も知らない状態なら、なにはともあれ簿記3級を取って下さい。会計・経理は学問的に体系立った作りをしています。おそらく、OJT(オンザジョブトレーニング。仕事を通して学ぶこと)では身に付きません。簿記3級レベルの知識が無ければ、お客さんと話しても、何を言っているのかさっぱりわからないでしょう。その障壁はかなり高いです。

でも、その障壁さえ乗り越えてしまえば、割と安寧な日々が送れます。そしてその障壁は意外と低いです。簿記3級なら、合格するために必要な勉強時間の目安は100時間程度と言われています。毎日2時間勉強すれば2ヶ月弱で達成できますね。勉強用のテキストも1000円程度からあります。

最初の一歩のための簿記3級

会計関連のプロジェクトが始まるとだんだん感じてくると思いますが、会計は最初の一歩の知識が無いと何もわからないんです。お客さんが何をしたいのか、何を言っているのか、全く理解できないまま不安な時間を過ごすことになってしまうと思います。私は新卒で、知識皆無でいきなり会計関連のプロジェクトにブチ込まれて鬱になって会社を辞めました。その不安をよく知っているからこそ、何度でも力を込めて言いたいです。会計関連システムの仕事をするなら、まず簿記3級は取りましょう。

また、当然ながら簿記3級を取ればあなたの市場価値も高まります。「資格なんてとっても何の意味もないよ」と言う人もいますが、簿記は違います。私はプロパーの立場で、下に派遣の技術者さんに付いてもらって仕事をすることが多いのですが、その時に簿記3級を持っている人か、持っていない人かでやりやすさが全く変わります。というか、簿記3級を持っている人か、少なくとも勉強中の人でないと仕事になりません。もし簿記の知識が全くない人が来たら、最初は仕事をさせずに簿記3級を勉強させると思います。

簿記3級程度の知識がなければ知識を全く吸収できない

逆に、簿記3級程度の知識がないと、その人の知識はいくら仕事をしてもなかなか増えていきません。何しろ、お客さんが何を言っているのか理解できませんから。打合せで何が議題になっているのかわからない不安や無力感。感じたくないでしょう?

会計の知識が全くない状態で、会計関連システムに携わろうとしている方。どうか騙されたと思って、何も考えず簿記3級を取って下さい!

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