私は、経理業務を未経験の状態から、中途採用で、ある企業の経理部に採用されました。中途で経理となると、実務経験が無いと厳しいところばかりというイメージが一般的だと思いますが、私はなんとかもぐり込めたわけです。どんな状況だったのか書いてみましょう。

私が転職活動をしていた時の状況を箇条書きにしてみましょう。

1.在籍する会社(辞める前の会社)を鬱病で休職中
(医師から、転職活動のOKは貰っていた)

何といってもネックだったのが、当時、鬱病で休職中であったこと。当時はどこのSIerも長時間勤務は当たり前で、私も他の多くの方と同じように、鬱病になっていました。このことは、どの面接でも相手に伝えていました。

2.29歳

年齢は29歳。転職先から内定が出た時点で、29歳と3ヵ月でした。職種変更の伴う転職は20代までというのが定説のようですが、それはギリギリ満たしていました。

3.転職は1回目

転職活動当時は転職歴無し。なお、辞める前の会社には5年在籍しており、そのうち1年間は休職していました。

4.簿記2級を取得済

簿記2級は取得済。鬱になって休職中に、「2級に受かって経理として働けなければ、また苦しみながらSEをやることになるだろう。受からなかったら死んだ方がマシだ・・・」とか思いながら、生きるためには受かるしかないと自分を鞭打って勉強していました。

5.旧帝大院卒

学歴はある方でした。旧帝大の大学院を卒業しました。なお、東大・京大ではありません。

6.物理学科卒

大学時代の所属学科は物理学科。ゴリゴリの理系でした。当然、経理に直接役立つ知識は皆無。

7.前職では「会計システム」の仕事をしていた

前職ではSEをしていたわけですが、会計システムの仕事をしていました。と言っても、会計がわかっていたわけではありません。というか、それがわからなくてお客さんの言ってることが全く理解できず、苦しんで鬱病になったんです。そのことも、面接の際には伝えました。ただ転職先の面接官からは、会計について何も触れていない人よりは吸収が早いだろうと思ってもらえたようです。

だいたい以上です。この状況で、書類選考をくぐり抜けられた8社ほどの面接を受けて、1社から内定をもらいました。

私を採用してくれた会社のことも書いてみましょう。

a.中小企業で、システム担当者が居なかった

転職先は中小企業で、なおかつシステム担当者が居ませんでした。しかし会計システムは存在して、経理部の人たちはその会計システムを使って仕事をしていたので、社内に「それなりにシステムがわかる人」が欲しいと思っていたようです。

b.伸び盛りの会社だった

社員数は50人程度の会社でしたが、かなりの勢いで成長しており、3年後くらいには上場したいという目標を立てていました(結局倒産しましたが)

c.社長が学歴マニアだった

冗談かどうかわかりませんが、社長には学歴マニアみたいなところがあったらしく、「旧帝大を全部揃えようぜ」とか言っていたそうです。ちょうど私が卒業した旧帝大出身の人は居なかったので、その意味ではちょうどニーズにハマったようです。

こんな感じでした。学歴には助けられたと思います。社内調整的には学歴がある人の方が安心感があるでしょうし。私の場合は、学歴と鬱で相殺してプラマイゼロって感じでしょうか。

簿記2級は、未経験から経理として採ってもらうためには必要最低限の資格だと思います。私の場合、簿記2級+経理希望+経理未経験だったわけですが、簿記2級でも履歴書で8割くらいは落とされました。これが3級だったら九分九厘落とされるでしょう。

また、SEから経理への職種変更に限って見ると、中小企業は狙い目です。なぜかといえば、中小企業はシステム担当者がいないから。普段は経理をやりつつ、必要な時だけ社内SE的に動ける人が欲しい、という会社はかなりあると思います。

更に、伸び盛りの会社は採用欲が旺盛です。多少のキズには目をつぶってくれます。私の場合は鬱については仕方がないと思ってくれたということです。完璧な経歴を持つ人なんて、そうそう居ませんから。

私の転職活動はそんな感じでした。なお、この時私が使っていた転職サイトはリクルートエージェントです。リクルートエージェントでは、専任のエージェントさんが付いてくれて相談に乗ってくれます。相談・・・というよりは「カウンセリング」みたいな感じですね。こちらの希望を掘り下げて拾い上げてくれる感じ。で、こちらの気持ちを整理してくれた上で求人とマッチングしてくれます。

また、リクルートエージェントの求人は90%が非公開求人。これはデカイんですよ。なぜかというと、求人を出す会社側としては面接に来る時点で人材を厳選したいから。私は面接官役もやったことがあるんですが、一定のハードルを乗り越えた人だけ来てくれないと、中小企業としては面接に時間を割くだけのパワーが無いんですよ。そう、非公開求人だからこそ、本気で人を採りたい中小企業が集まってくる。上記の通り、未経験から経理に就職したい人は勢いのある中小企業を狙うべきです。ということは、そういう人には非公開求人を多く持つリクルートエージェントはもってこいの転職エージェントなんです。なお、利用はもちろん無料。費用は全部求人企業側が払う仕組みになっているので心配無し!

また、リクルートエージェント以外にも転職エージェントは何社かあります。流れはどこもだいたい同じ感じです。あ、リクナビNEXTはちょっと違いますね。リクナビNEXTでもエージェントさんは居るハズですが、それに加えて、求人を出している企業が、あなたの履歴書等を見て、企業側からオファーを出してくれます。一度登録すれば待っているだけでいいのでラクで良いかもしれません。こちらも転職者側は無料です。

リクルートエージェントとリクナビは、たぶん転職サイト3強の中の2社です。もう一つの会社が、JACリクルートメント。ちょっと知名度は低いですが、まぎれもない3強の一角です。JASDAQに上場もしてます。JACリクルートメントはリクルートエージェントと同じような感じですね。非公開求人の比率はリクルートエージェントには多少劣りますが、それでも70%。こちらも、もちろん転職者側の費用は無料。

転職サイト選びっつーのは難しいですが、まあ上記の3社とも申し込んで、ついてくれたエージェントさんとソリが合うかどうかでどこをメインにするか決めればいいんじゃないかなーと思います。あ、もちろん時間があれば3社とも並行で転職活動するのも良いと思いますよ。

そんなわけで、未経験からの経理への転職、私は応援してます。あなたの転職活動が成功するように祈ってます!


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