人の配置というのは時に残酷なもの。スキル無しでプロジェクトに組み込まれることも多々ありますよね。特に新卒社員の場合は何のスキルも無い状態で入ってくるわけで、どの仕事をさせてもスキルが無いのはあたりまえ。会計関連システムでも、新卒社員が会計知識を持っていることはほぼ無いですよね。そういう社員を会計関連のプロジェクトに投入する場合、どういう姿勢で臨むべきでしょうか。

前提知識がないと何も吸収できない


Teacher’s Office, Korea / watchsmart

私なら、何も知らない新人が入ってきたら、最初の一ヶ月は顧客業務の分析等は一切させず、業務時間の半分は簿記3級を勉強してもらいます。残りの半分は、顧客業務の前提知識が不要な、プログラミングの勉強(またはOJT)に当てます。

会計業務というのは、前提とされる知識が非常に大きいです。普通、新人さんたちは知識が無い中でムリヤリ仕事をやっていくことで少しづつ業務知識を蓄えていきますが、会計業務の場合は、そういった「やっていくうちに自然に覚えていく」という展開になりづらいです。「貸方ってなに?」「勘定科目ってなに?」「仕訳ってなに?」といった基礎的なところがわからないと、無理にお客さんとしゃべらせても理解できるはずがありません。もちろん何もやらないよりはマシでしょうが、知識の吸収は相当遅くなってしまうはずです。そして新人さん本人も、「お客さんの話が全くわからない・・・」という状態が長く長く続きます。モチベーションは落ちる一方になってしまう可能性が高いです。

逆に、少しでも前提知識があれば少しづつ成長していってもらうことができます。会計知識の第一歩を一刻も早く身につけてもらうことが必要です。そのために、まずは簿記3級です。会計の世界に足を踏み入れるには、最初の第一歩はどうしても座学が避けられません。「仕事は実地訓練してこそナンボ」「資格なんて何の役にも立たない」という人は多いですが、会計の分野だけは、最初はOJTではなく簿記の「座学」をさせてあげて下さい。


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