突然ですが自動販売機の話。自動販売機は「白ベン」と「マーク機」の2種類があります。どういう区分かというと。

「白い」から「白ベンダー」


Empty Vending Machine / Dick Thomas Johnson

自動販売機って、コカコーラの自販機なら赤い塗装をされてて側面にでっかく「CocaCola」って書いてあったり、アサヒ飲料だったら青い塗装をされてて「asahi」とかって文字が書いてあったりしますよね。今例に挙げた2つは、「マーク機」です。どっかの飲料メーカーの商品だけしか置かない自動販売機。

で、「白ベン」とは、複数の飲料メーカーの飲料を置いている自動販売機です。「マーク機」は飲料メーカーのイメージカラーが塗装されていることが多いのに対し、複数の飲料メーカーの飲料を置いている自動販売機は白い塗装をされていることが多いため「白ベン」と呼ばれているそうです。

そして、自動販売機経営にもいろいろあると思うのですが、「マーク機」を多数置いている会社に急に「白ベン」が入ってくると、ちょっとシステム側で面倒なことになる可能性があります。自動販売機は、多くの場合「飲料メーカーが自動販売機の置き場所を地主から借り、飲料を売る。そして飲料メーカーは土地の借り賃(実際には「営業料」と呼んだりする)を地主に支払う。」という取引をしています。そして「マーク機」は、1つの飲料メーカーだけしか関係しませんが、「白ベン」には複数の飲料メーカーが入ってきます。するとどうなるか。

自販機1台がシステム上は複数店舗になる

「マーク機」は、自動販売機1台に対して賃料を払う業者さんが1つなので感覚的に「1店舗」として扱えばいいのですが、「白ベン」の場合、置いてあるのは自動販売機1台だけど、それに対して賃料を支払う業者さんは複数居ることになります。つまり、見かけ上は1台でも、システム上は複数の自動販売機が存在するかのように扱わなければならなくなるということです。

そして管理会計上、例えば業者毎の1店舗あたりの売上高を集計したりすると、「白ベン」に納入している業者さんはシステム上の1店舗あたりの売上額や利益額が小さくなります。そうなると、「この業者はいくら店舗を出させても大して儲からないから、切り捨ててしまえ!」という間違った判断を誘発してしまうのです。そのため、自動販売機経営をする場合は、物理的な自動販売機1台に対し、複数のベンダーからの売り上げを計上できるようにシステムを作成する必要があります。

今回はちょっとニッチな自動販売機のお話でした。


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