経営分析の指標として自己資本比率というコトバがあります。説明しましょう。

自己資本比率の計算式

自己資本比率の計算式は以下の通りです。

自己資本 / 総資本

これだけ。簡単ですね。自己資本比率というからには自己資本の比率なわけです。計算式としては楽勝。

「自己資本」「総資本」とは

自己資本とは

じゃあ自己資本ってなんでしょう。それに関してよく知らない方は自己資本・他人資本とは何か(ド素人さん向け)の記事を読んでみて下さい。要するに後で返さなくてもいいお金のことです。貸借対照表で言うと、「純資本」の数字です。

総資本とは

あと、総資本というコトバも出てきてますね。これについては総資本とは何か(ド素人さん向け)の記事を読んでみて下さい。

自己資本比率の意義

自己資本比率ってのは何のために算出するのかというと、その会社の経営の健全性を評価するために使います。倒産しやすいかどうかってことです。

例えば、総資本が10億円、自己資本が6億円、他人資本が4億円のA社と、総資本が10億円、自己資本が2億円、他人資本が8億円のB社があるとしましょう。この2社で安全なのはどちらでしょうか。

A社 B社
他人資本 4億円 8億円
自己資本 6億円 2億円
総資本 10億円 10億円

明らかにA社ですよね。総資本が同じなら、借金が少ない方がいいに決まっています。この「A社の方が良い」と判断するとき、「総資本に対する自己資本の割合」をあなたも考えたはずです。それが自己資本比率の考え方です。自己資本比率は、大きければ大きいほど経営は健全で倒産しづらいということになります。

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トヨタ自動車の自己資本比率

それではここで、トヨタ自動車の2013年3月期の自己資本比率を計算してみましょう。こちらの貸借対照表によると、自己資本は12,772,856百万円総資本は35,483,317百万円なので、自己資本比率は

12,772,856百万円 / 35,483,317百万円 = 36.00%

という計算で、36%ということになります。

この36%という数字が大きいか小さいかってのはなかなか評価が難しいですが、一般的によく言われるのは、「自己資本比率は40%以上が望ましい」ということです。でも、トヨタは40%に達していないですがダメな企業だとは言われませんよね。業種にもよりますし、まああくまでも大雑把な目安と思って下さい。

まとめ

自己資本比率の計算、やってみたら意外と簡単だったのではないでしょうか。慣れてしまえばごく簡単な考え方なので、慣れちゃって下さい!


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