車両走行距離配賦。
その名の通り、車両の走行距離に応じて配賦するやり方です。
運送業関係の会社にとっては、重要な配賦ですね。

走ったら走っただけ負担してもらう

例えば、ガソリン代。
ガソリンは、車を走らせる度に減って、カラになったら給油するというサイクルを取ります。
ですが、ガソリンをたくさん使う会社の場合、「フリートカード」といって、会社全体一括でクレジットカード払いすることが多いです。
すると、どの車が、いつ、どれくらいガソリンを給油したのか、細かい数値を追っていくのが大変なわけです。
もちろん明細は来るはずなので、手間をかければ把握はできます。
が、仕訳の数が膨大になります。

また、「どの車が、いつ、どれくらいガソリンを給油したのか」がわかったとしても、
たまたまガソリンを給油した部署にガソリン代を負担させるのはおかしいですよね。
当然、ガソリンを消費した度合いによって配賦すべきです。
そうすると、走行距離を配賦係数として配賦しようか、ということになります。

手間がかかる配賦

この配賦には、業務的なひと手間がかかります。
走行距離を把握しておかなければならないからです。

例えば、車に「車両使用記録簿」みたいなものを据え置いておき、車を使う度に使用者とメーターのキロ数とプロジェクトコードを記入していき、
それを月次で回収しシステムへ入力する、といったことが必要です。

この場合、この「車両使用記録簿」が回収できないと費用を把握できない、つまり管理会計としての月次の締めができないことになります。
が、現場の人たちに「これが無いと月次が締まらないのだ」と認識してもらうには結構な苦労が必要です。
現場で車を使う人にとっては、この記録簿への記入は面倒で無駄な作業だと認識されがちですので、
何度も繰り返し意義を説明し、深く納得してもらう事が必要です。

対象費用の典型例

対象費用の典型例は、上記に挙げたガソリン代の他に、車両の減価償却費や、自動車保険の費用などが挙げられます。


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