管理会計システムの運用の仕事は、ヒマです。それなりの品質が維持できているシステムであれば。それにはいくつかの理由があります。

ユーザが少ない


暇… / gianstep

なんと言ってもユーザが少ない事が最も大きいです。管理会計システムは経営者向けの帳票を作るためのシステム。経営企画室とかの人が管理会計システムから帳票を出して、それにちょこっと手を加えて経営者に提出するというパターンが多いです。直接帳票の出力指示をするユーザは、その帳票を作成する担当一人だけ、なんていう事もザラにあります。

そのため、まずユーザ教育が簡単です。制度会計のシステムでは本社経理に3,4人いて、さらに支店経理にまた3,4人づついて、合計すると50人くらい、なんてのが普通だと思います。そうなると改修の度に支店行脚してユーザ教育して、それでも覚えてもらえなくて電話口でイライラしながら対応するという光景がよく見られます。しかし、管理会計システムのユーザはせいぜい1人か2人。改まって教育しなくても、日々電話で話して行くうちにツーカーの仲になってきます。話が通じやすくて快適です。

繁忙期がはっきりしている

もう一つ、繁忙期がはっきりしています。管理会計システムはオン系の処理は少なく、基本的には周辺システムの連動データが揃ったらデータを取り込み、配賦計算のバッチ処理を行って、それが終わったら帳票を出力する、という流れです。周辺システムの連動データが揃うのはいつかというと、大抵は制度会計システムが締まったタイミング。これは経理部の毎月の作業なので、何営業日で締まるかはだいたいわかります。その後のデータ取り込み・配賦計算は規模としては大きな処理ですが、とはいえ数時間の処理であったり、夜間バッチであったりして、1日で終わります。そのバッチ処理の中でトラブルがあったり、データ整備が必要になったりする事もありますが、それも数日で終わるでしょう。

つまり、管理会計システムが動く時期は経理の締めのタイミングからだいたい類推できるし、配賦計算での対応もそこから数日を見ておけばいいのです。私が運用している管理会計システムでは、毎月10~15営業日くらいに経理の締めが終わってデータを取り込み、そこから数日をかけてデータ整備をして配賦計算が回りきればそこでおしまい。あとはイレギュラーな事がなければ、翌月の経理の締めまでヒマです。実働は5営業日程度。もちろんその他のシステムのヘルプをしたりしますが、自分の本業はこの5営業日程度だけです。なんとハッピー!有給も取り放題!

とはいえ、スキルは必要

もちろん、いい事ばかりじゃありません。配賦計算で何か変な数字が出たりすると数字の精査の依頼がユーザから来たりします。その場合、どうしても制度会計システムの中身の数字を見る必要があるので、制度会計システムの仕様や、会計そのものの理解が必要になります。つまり、必要とされるスキルは比較的高いです。

でも逆に言えば、その障壁を乗り越えさえすれば有給取り放題のハッピーな生活が待ち受けているのです。また、高いスキルが要求されるのがわかっているからこそ、周囲の人もヒマを許容してくれるという点もあります。チャレンジする価値は十二分にあります。管理会計システムの運用、最高ですよ。是非挑戦して下さい。ヒマ生活最高!


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