消費税増税が請求書レイアウトに与える影響

消費税増税は帳票類にも影響を与えることが考えられます。例えば、請求書。

締め日が月中の会社は危険!

普通、請求書ってだいたいこんな感じですよね。納品日付、商品名、単価、数量が書いてあって、右端に税抜き金額が載っている。で、最後に消費税5%をかけて税込金額を出す、と。締め日が毎月20日の会社を想定して書いています。

で、2014年4月20日締め分の請求書がどうなるべきか考えてみましょう。素直に書いたらこうですよね。

上記図では、2014年3月中の納品分は5%、2014年4月以降の納品分は8%として計算し、消費税額の行を2行にしています。税率が違うんだからこう書かざるを得ないです。

しかし、システム上、消費税額の表示を2行に分けることが困難な場合もあるでしょう。無理矢理1行で書くとこんな感じになっちゃいます。

もしこの請求書をお客さんに発送したら、まあわからなくはないでしょうけど良い顔はしないでしょうね。税額の根拠が明示されてないからね。まあ人並みの知識があればわかるけど、コトはビジネスなので請求側からきちんと明示して欲しいですよね。

これを防ぐにはどうしたらいいか。たぶん一番現実的なのは、一時的に請求書を「2014年3月21日~2014年3月31日」と「2014年4月1日~2014年4月20日に分けることですね。こんな感じです。

本来1枚の請求書が2枚になっちゃうのでお客さんからは不評でしょうけど、でもお客さんはお客さんで同じ悩みを抱えているはずなので、ゴメンナサイ的な文章を請求書に添えればたぶん大丈夫でしょう。経理部長さんの文章力に期待しましょう。

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