LIBORの不正操作で、最近ニュースが何度か出ています。
<LIBOR>「構造的な欠陥」…FRB議長が議会証言 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
でも、LIBORってなんなのかぜんぜん知らないって人がほとんどだと思います。説明しましょう。

全ての金利の基準になる金利


International Money Pile in Cash and Coins / epSos.de

LIBORとは、「London Inter-Bank Offered Rate」の略です。日本語で言うと「ロンドン銀行間提示金利」という感じです。要するに、ロンドンで、銀行同士でお金を貸し借りされる金利の平均のことです。LIBORはロンドンの金利ですが、当然、同様のものが日本にもあります。「TIBOR(Tokyo Inter-Bank Offered Rate)」です。東京銀行間提示金利って感じですね。私としてはTIBORの方が慣れてるので、ここから先はTIBORで説明します。どちらにしろ理屈は同じことです。

表しているのは「金利」なので、当然、長い期間貸そうとすれば金利は高くなりますし、短い期間であれば金利は低くなります。今見たところ、返済期限が6ヵ月のTIBOR(6ヵ月物TIBOR)は年利率0.35%、1ヵ月のTIBOR(1ヵ月物TIBOR)は年利率0.18%程度でした。

銀行同士でのお金の貸し借りってことは、要するに「最も信用度が高い企業に貸したり借りたりする」ということであって、日本の企業に限って言えば、TIBORは日本中の借入金金利の中で最も低い金利になります。そしてこの金利は、実際に銀行間での貸し借りの際に使われるだけではなく、全ての金利の基準になります。例えば、銀行が企業にお金を貸す時に「この会社は安定してるから、TIBOR+0.5%の利率で貸してあげよう」とか、「この会社はちょっと不安だから、TIBOR+4.0%の利率で貸そう」とかって感じに使われます。TIBORを基準として、企業の安定度を判断してTIBORに加えることで実際に貸す金利を算出しているんです。

そんなわけなので、最初に書いた「LIBORの不正操作」は、実質的にイギリス国内の金利全てを不正に操作しているのと同じことなので、かなり大きなニュースなのです。


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