会社の一般の正社員に支払うお金は「給与」で、偉い人に払うのは「役員報酬」ですよね。でも、この「役員報酬」の判断は結構間違いやすい点があります。それは、執行役員の人への給与。

執行役員は「役員」ではありません

「役員報酬」は「役員」への報酬だから、執行役員への給与だって役員報酬になるんじゃねーのと思う人も多いと思いますが、ところがどっこいぎっちょんちょん。執行役員は「役員」ではないのです。社内の呼び名としては執行役員の人のことを「役員」と呼んでいる会社も多いでしょうが、会社法上の役員ではありません。

そもそも会社法上の「役員」とは、ざっくり言えば「経営に専念する人」のことを指します。そして、給与が役員報酬になるのは、その「経営に専念する人」のみです。

一方、執行役員は、法的な定義はありません。適当に偉いっぽい肩書きを作っただけのことです。執行役員という役職は、普通は「現場の職務を遂行する中で一番偉い人」みたいなニュアンスのことが多く、会社法の役員とは法的に全く別の役職です。

会社法上の役員は、経営判断をする人。執行役員は、経営判断に基づいて現場を仕切る人。そんな感じですね。

で、執行役員への給与は普通のヒラの社員の人と、勘定科目は全く同じ「給与」になります。会社によっては「給与」の補助科目とかに「執行役員給与」みたいなのがぶら下がってるかもしれませんが、その区分けは人件費を細かく見たいから分けているだけのことで、会社法上では区別しようとしまいと全く問題ありません。普通の社員と一緒ですから。

そんなわけで、執行役員の給与はあくまでもヒラ社員と同じ「給与」。覚えておきましょう。


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