会社の業務でタクシーを使うことは多いと思いますが、その使用目的により、仕訳を切る際の勘定科目は大きく2種類に分かれます。説明しましょう。

3つの使用目的とは?

タクシーに関する2つの使用目的。厳格な規定があるわけではないですが、大抵の会社で2つの用途で使用されます。1つ目は単純な移動。2つ目は接待のための移動です。

単純な移動は旅費交通費

単純な移動の場合は、タクシー代は電車代等と同じ旅費交通費です。全く問題ありません。

念のため、仕訳も書いておきましょう。まずはタクシー代が発生した時の仕訳。後払い精算をすると仮定しています。

旅費交通費としてのタクシー代発生の仕訳

借方 貸方
旅費交通費 5,000 / 未払費用 5,000

で、精算の仕訳。

上記タクシー代精算の仕訳

借方 貸方
未払費用 5,000 / 預金 5,000

接待に使った場合は交際費

もう一つタクシーを使う場面として多いのは接待のとき。私は以前、不動産会社の社内SEをしていたのですが、その時は営業の人が毎日接待をやってました。毎日やって、接待される側も飽きないんですかね。青い銀行の人を毎日のように接待してました。

で、例えば接待で1軒目から2軒目の移動にタクシーを使った場合。このタクシー代は接待を目的として使用されたと考えられるので、交際費になります。仕訳も書いておきましょう。まずはタクシー代が発生した時の仕訳。

交際費としてのタクシー代発生の仕訳

借方 貸方
交際費 5,000 / 未払費用 5,000

後で精算した時の仕訳。

上記タクシー代精算の仕訳

借方 貸方
未払費用 5,000 / 預金 5,000

もう一つのレアケース

最初に「2種類」と書きましたが、私の経験ではもう一つ、タクシー代に使う勘定科目がありました。それは給与です。これは「渡し切り交際費」と呼ぶのですが、それについては別の記事で書きます。
渡し切り交際費とは何か

電車代だって交際費になりうる

タクシー代に関しては以上ですが、上記例では1軒目から2軒目に移動するときにタクシーを使ったら交際費と書きました。じゃあその1軒目と2軒目の移動に電車を使ったらどうでしょう?

それは、タクシーの時と同様、交際費になります。結局、その費用の使用目的が何かということで勘定科目は判断されるので、接待のためであれば交際費です。

ただ、電車代は一般に金額が小さいので、本来は交際費にするべき電車代を旅費交通費にしたとしても、何か指摘を受けることは、実際問題としてはほとんどないとは思います。

本質は使用目的

そんなわけで、勘定科目の判断はその使用目的で大きく変わります。特に交際費か否かは税務上の損金不算入か否かに関わってきますので会計監査などでも注目されるところです。注意しましょう。


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