会計で「一行連結」というコトバがあります。これについて説明してみましょう。

「簡単な連結決算」

一行連結とは、一つの仕訳で連結決算を済ませてしまう方法です。要するにものすごく簡単な連結決算ということです。

以前、「持分法適用会社」の連結という記事を書きました。また、その中で下記の仕訳を説明しました。なお、前提は「当社が関連会社A社の株式の20%を保有しており、そのA社が利益を1000万円出した。」です。この場合、利益の1000万円の20%で、連結する金額は200万円ということになります。

1.持分法適用会社の連結の仕訳

借方 貸方
投資有価証券 2,000,000 / 持分法による投資利益 2,000,000

上記のこの仕訳こそが、一行連結の仕訳です。そう、一行連結とは、持分法適用会社の連結の時に使う仕訳がこの1つの仕訳だけであることを称して、「一行連結」と呼ばれているのです。

じゃあ一行じゃない連結もあるのかよって聞きたくなりますが、そういう連結も当然あります。それは完全子会社の連結決算です。そっちの方が「通常の連結」というイメージですけどね。

完全子会社の連結決算では、親会社と子会社のBS(貸借対照表)・PL(損益計算書)を全部グシャっと足し合わせて、更に親会社と子会社の間の取引を全て無かったことにする仕訳を切ります。グループの外に出て行かない取引を全て打ち消すのです。なので、仕訳の数としてはそりゃーもう大量になります。大変です。

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そんなわけで、一行連結ってのはひとつの仕訳一発で済む簡単な連結決算です。覚えておきましょう。


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