以前、限界利益(貢献利益)とは(ド素人向け)という記事で「限界利益と貢献利益は同じ意味」と書きました。しかし、学説というか理解の仕方、言葉のとらえ方は様々なようで、限界利益と貢献利益を違う意味で扱う人もいるようです。知識不足だからということでもなく、管理会計の学者さんでも違う意味として使う方もいらっしゃるとか。少し説明しましょう。

「限界利益と貢献利益は同じ意味」という理解は基本的に正しい

まず、「限界利益と貢献利益は同じ意味」という理解をしている人が大多数のようです。両者を違う意味だとして使っている人は割合としては少数派です。なので、最初の第一歩の理解としては「限界利益=貢献利益」と覚えてしまって良いでしょう。

違う意味で使う場合の両者の意味

で、違う意味で使う場合の限界利益と貢献利益の意味ですが、こんな感じです。

限界利益 売上 – 変動費
貢献利益 売上 – 変動費 – 直接固定費

この考え方で収支表を書くと、例えばこんな感じになります。

事業A 事業B 事業C
売上高 1000 500 300
変動費 800 300 350
限界利益 200 200 -50
直接固定費 60 50 20
貢献利益 140 150 -70
本社費等配賦額 100 50 30
営業利益 40 100 -100

売上高からまず変動費を引いたものが限界利益。そのあと、さらに直接固定費を引いたものが貢献利益、というわけですね。

とはいえ、この言葉の使い方をしている場面は、私はこれまで会計SEをしてきて1度しかありませんでした。基本的には、

「限界利益 = 貢献利益 = 売上 – 変動費」

という理解で良いでしょう。


売掛金を即現金化する(ファクタリング)