ファイナンスリースかオペレーティングリースかの判定には、「リース料総額の現在価値」ってのが使われます。これについて書いてみましょう。

利率を割り戻した「現在価値」

「現在価値」とは、「後で支払わなければいけないお金を今払ったらいくらになるか」というニュアンスの金額です。

例えば、100万円を年利12%・借入期間1年で借りたとします。そうすると、1年後に112万円支払わなければなりませんね。この112万円に着目して、「この1年後に払わなければならない112万円の『現在価値』はいくら?」と聞かれたら、100万円と答えることになります。

ものすごくざっくり言えば、利息を取り除いた元本はいくらかってことですね。簡単なことです。

で、リースに話を戻すと、もしリース期間満了まで借り続けていたとすると、結局は借り手企業が貸し手企業からお金を借りて備品を買ったのと同じようなことになるので(詳しくはファイナンスリースとはどんな取引かを参照のこと)、この「現在価値」という考え方が使われます。

ただ、「リース料総額の現在価値」の場合、支払が毎月になるので計算が面倒になります。60ヵ月間(つまり5年)のリースだとすれば、1ヶ月目と60ヵ月目ではお金を借りている期間が違うから付いてくる利息も違いますよね。

それをゴチャゴチャと計算して算出するのが「リース料総額の現在価値」です。

たとえば下記のような計算。月額133,466円の60ヵ月払いで総額800万円ちょっとの支払になりますが、これを毎月の支払ごとに利率で割り戻して集計したものが「現在価値」です。下記計算の例では600万円。なお、年利率はリース会社に聞けば大抵の場合は教えてくれます。下記例では12%と仮定しています。教えてくれなかった場合は会計士さんに聞いて、会社の財務状況などを勘案して仮定する必要があります。
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Excelを駆使して計算する必要が出てきますが、覚えちゃえばなんてことありません。上記図を見てご自分でもExcel上で計算してみて下さい!


売掛金を即現金化する(ファクタリング)
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